サンタクロースならNPO法人チャリティーサンタ

誕生日格差の課題について知る

NPO法人チャリティーサンタは、子どもの貧困や家庭問題における思い出格差の課題解決に取り組んでいます。
まずは社会課題について知ってもらうきっかけになることが大切だと思っています。
私たちも支援の始まりは「知ること」からでした。
寄付に限らず、さまざまな困難を抱えるご家庭について理解を深めたり、SNSで支援のWAを広げてくださることもケーキのWAの大切な役割だと考えています。

こちらのページは随時更新していきます。

<目次>

調査から見えた誕生日格差

経済格差がそれほど大きくないというイメージのある日本ですが、それでも世の中には、貧困の中で生きることを余儀なくされている子どもたちが数多く存在します。さらに追い打ちをかけたのが、2020年から始まったコロナ禍。収入が減った、失業した、といったケースが増え、不安と余裕のなさから、子どもに欲しいものを与えてあげることがこれまで以上に困難になりました。

そこでチャリティーサンタでは2021年10-12月、子どもの体験のあり方についての調査を実施しました(有効回答数:2,994世帯)。その結果、困窮家庭は一般家庭に比べて様々なことに格差があることがわかりました。
調査概要はこちら  :https://www.charity-santa.com/news-release/research2021mcf/

 

一般家庭は(ケーキを食べない乳児などを除くと)実質100%が子どもの誕生日ケーキを準備していたのに対して、困窮家庭の2割がケーキ自体を諦めていることが判明。また、誕生日ケーキを準備できた8割の中にも「子ども3人にケーキはひとり分だけだった」「食料寄付で頂いたホットケーキミックスでケーキを作った」「(手作りした)誕生日ケーキにフルーツをのせてあげたかった」「食パンにヨーグルトを塗ってサツマイモを飾ったケーキを用意したが、兄弟の分のケーキが無くて、1番上の子が静かに泣いていた」といった声もあり、満足に準備できていない家庭が多く含まれていることがわかりました。

 

 また、誕生日を準備する感情についての設問では、困窮家庭は、相対的に「楽しい」「嬉しい」が減り、「切ない」「しんどい」「お金がかかって大変」が増える傾向がわかった。具体的には、困窮家庭の2割が「せつない」、1割が「しんどい」と感じていると判明。一般家庭の割合と比べると、「切ない」は7倍、「しんどい」は5倍の差となりました。

コロナ禍が過ぎた現在も、物価高などの影響を受け、生活のしんどさ、困難の中にある声は減りません。
生活の中のお祝い事の行事に関しては、行政支援などが入りづらい分野ではあるものの、子ども時代に欠かせないものであると考え、今後も支援を継続していきます。

必要とする家庭の声を読む

どうして誕生日の支援が必要だったのか。
実際に届いた中で、どのような気持ちの変化や支援につながったのか。家庭の声を集めました。お読みください。(随時更新)

家庭のインタビュー記事紹介

実際に家庭はどのような課題にぶつかっているのか。
インタビューを行いました。
家庭へのインタビューを通じた社会課題の発信は今後も随時行なっていきます。お読みください。